かつては麻(あさ)で穢(けがれ)を祓い清めていたようですが、のちに楮(こうぞ:クワ科の落葉低木。 樹皮の繊維は日本紙の原料となる)から作った木綿(ゆう:楮から採った糸)や和紙(楮から作った紙)を用いるようになって、後世になると、この紙を榊の枝に付けて清浄の証としたようです。

この紙が、今では「紙垂」といわれるもので、素材としては奉書・美濃紙・半紙を用い、垂れる数によって二垂・三垂・四垂・・・などがあります。
古式には白川流・吉田流があり、またそれぞれの神社でも裁ち方や折り方に伝統があるものです。
 
いずれにしても白衣を着用して身を清め、心を落ちつけて紙垂を作り上げます。 玉串(たまぐし)や注連縄(しめなわ)などには、多くは四垂が用いられます。

紙垂を注連縄にはさみ込むときは、紙垂の頭部分を小さく二つくらいに折り曲げて、縄日に等間隔にはさみ込むようにします。